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help リーダーに追加 RSS 『幻夜』

<<   作成日時 : 2007/04/30 00:49   >>

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一年以上前から、読みたい読みたいと思っていた、東野圭吾の『幻夜』を漸くに読み終えることが出来た。

TVでも放映した長編ピカレスクロマン『白夜行』の続編的作品であることは、放映当時に様々なサイトで見聞きしていたせいもあり、作品のプロットもある程度は予測のつく内容ではないかと侮っている意識もどこかしらにあった。

ところがどっこい、あにはからんや、予想していたものとは全くに異なる展開に、唖然とさせられ、興奮させられ、寝不足にまでさせられてしまった。

とにかく、この作品がどれほどに面白いものであったかは、半年以上も放置してあった、このブログに、いきなり筆を走らせずにはいられなかったことでも、十分に理解して頂けることと思う。

阪神大震災から始まる、様々な大事件小事件が、全て一つの糸によって紡がれていたことに関しては、前作の内容から若干の想像はついていたが、だからといって、それぞれの事件がどこでどう繋がっているのかは、なかなか掴めずにいた。

初めのうちはゆっくりと楽しみながら読み進めていたのだが、物語が佳境へと入った時には、もっと先を知りたい、もっと先を知りたいと、翌日に仕事がある事も忘れ、早暁までかけて一気に完読した後、暫くのあいだ放心状態に陥っていた。

次に感じたことは、早く続編が読みたいと激しく願う気持ちと、もう一度、TVドラマ『白夜行』を観たいと強く思う気持ちに揺り動かされていた。

TVドラマの方は、このあと三日間を掛けて全十一話となるドラマの、一つ一つの台詞が自分自身の中で納得できるまで確認しながら、ディテールに至る詳細な部分を観賞することで堪能することができた。

桐原亮司役の山田孝之(幼少時代:泉澤祐希)、唐沢雪穂役の綾瀬はるか(幼少時代:福田麻由子)、この四人が四人とも、実にいい味を出した演技をしている。

中でも私が秀逸の名演技だと感じたのは、雪穂の幼少時代を演じている福田麻由子ちゃん。この小学生の女の子が、亮司の罪を自分が被ろうと決めた時に放つ『殺ったのは、あたしだよ』と言う名台詞。この強烈な言葉は、未だに私の耳の中、意識の中で何度と無くリフレインを重ねている。

残るは続編だが、この本の解説執筆者が東野圭吾に確認したところ、概容は出来ているがシチュエーションがまだ決まらないとの事。

実際の出版が、いつになるかは判らないが、続編は文庫になるまでなど到底待ちきれずに、単行本を購入させられそうな気がする。

なにしろ、東野作品の中毒に成りかかっているようで、東野圭吾が息抜きで書いたとしか思えないような、何とも下らなそうな内容の作品の文庫本を碌すっぽ中身も確認せずに、まとめて二冊も購入してしまったのだから。



幻夜
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

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幻夜 ―東野圭吾―
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幻夜 東野圭吾
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